昼の暖かさと朝の冷え込み

  • 2020.02.24 Monday
  • 22:01

日差しの暖かさはあまり変わらないのですが、

日中の風の冷たさが少しずつ和らいできました。

なので、体感温度は春の陽気を思わせるほどです。

 

逆に、朝の冷え込みは厳しさを増している感じがします。

この冬はほとんど霜が降りなかったのに、

2月の後半になって連日のように霜が降りています。

今朝も樹にガッツリと霜が降りていました。

 

冬のどんよりとしたお天気から春の清々しいお天気に変わり、

放射冷却がしっかり行われるようになったからでしょうか。

そう考えると、まだ2月は終わっていないのに、

今年はすでに春の足音が聞こえてきているように感じます。

 

朝日を浴びて輝く霜は綺麗です。

が、氷をまとった枝を剪定するので手が凍えそうになります。

朝日が霜を溶かしてくれると、一気に暖かさが増してきます。

 

今日であらかたの剪定が終了しました。

残すは、今年から補佐が切っている種ありの樹と

有機JAS認定の農薬・肥料を含む農薬・肥料を一切使用していない

いわゆる無農薬・無施肥栽培している中で枯れこみが激しい品種の樹。

1,2日で今年の剪定は終わりそうです。

 

 

 

 

 

 

 

目指せ、2馬力!

  • 2020.02.21 Friday
  • 21:05

 

ふくじろうの冬はブドウの剪定の季節。

園主は長梢(種あり)の剪定。

補佐は短梢(種なし)の剪定。

ようやく補佐が短梢の剪定を終えたので

長梢剪定に合流です。

 

 

まだまだ長梢剪定初心者の補佐。

二馬力とは言い難い。

良くて1.5馬力ぐらいでしょうか。

今までは長梢剪定に消極的だった補佐。

今年はやる気を出して習得しようとしています。

やり方を覚えてくると少しは楽しくなってきたようです。

 

「わからーん、来てー!」

人をちょいちょい呼びつけるのですが

細かいところを指導しようとすると

「わかった、わかった」

話を最後まで聞きません。

わからなくなると園主が剪定した樹にやってきて

しばらくジーっと観察した後

自分の持ち場へ戻ります。

もう少し素直に人の話を聞くようになれば

2馬力剪定になる日も近いでしょう。

早期落葉の影響

  • 2020.02.15 Saturday
  • 21:08

有機JAS認定農薬を含むすべての農薬を

一切使用せずに栽培しているエコ100ブドウ。

いわゆる無農薬のブドウはビニールで雨除けをすることで

何とか栽培することができていました。

 

しかし、昨年の8月にふくじろうに接近してきた台風10号。

大型で移動速度が遅い台風が広島を縦断する予報だったので、

このビニールも盆前の早い段階で撤去を余儀なくされました。

その後に長雨が続き、案の定、病気が発生して早期落葉してしまいました。

幸い、実ったブドウは美味しくなってくれたので

無事に出荷することができましたが、

その影響がどこまで出るか心配でした。

 

本日、このエコ100ブドウの剪定に入りました。

早期落葉しない樹の枝は登熟が進み剪定する際に、

枯れこみは枝の先端1〜2割程度。ひどくても3割ぐらいです。

それが、今年のエコ100ブドウの枝ですが、

 

これだけ伸びていた枝の枯れこみ部分を切ると

 

こんなに短くなってしまいました。

登熟が不十分のために相当枯れこんでしまったようです。

ただ、完全に枯れたわけではないので、春にどれだけ芽が出てくれるか。

そして、どれだけ元気を取り戻してくれるか期待したいと思います。

 

有機JAS認定農薬すら使用せずにブドウを栽培するのは難しい。

けれど、この経験がふくじろうの農薬削減率約9割(山口県推奨に対して)を

実現できているのだと思います。

今後も、難しい無農薬ブドウの栽培にチャレンジすることで得られる経験を生かして、

さらなる減農薬に努めていきたいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

恵みの雨ですが、、、

  • 2020.02.12 Wednesday
  • 21:36

今日は久しぶりの雨。

たまに、パラパラ程度の雨はありましたが、

しっかりとした雨は約2週間ぶり。

いくら休眠中とは言え、

これだけ雨が降らずカラカラだと樹にはよろしくないので、

 

今日は良い雨となりました。

 

一方で、若干遅れ気味の剪定。

今日からしばらくは雨模様が続く予報なので、

お天気が続いて作業がはかどっていただけに、

今日の雨は少し痛い。

 

この時期になると樹が目覚め出す前に剪定を

終わらせないといけないので、少し焦ってきます。

今年は暖冬のため樹の目覚めが早くなるかもしれないので、

お天気と相談しながら効率よく作業をしていきたいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

穂木採取

  • 2020.01.30 Thursday
  • 22:06

2月の1か月予報が発表されましたが、

山口県は2月も例年より暖かい予報。

本当に、この冬は雪が降らないのでしょうか。

これだけ暖かいと来年の発芽等に影響が出ないか心配です。

少しずつ、この温暖化に樹が順応してくれれば良いのですが。

 

ふくじろうで栽培している品種の中には、

裂果が多かったり着色が難しいなどの理由で、

このまま栽培を継続するのは難しいと判断した品種がいくつかあります。

かと言って、立派に育った樹なので伐採するには惜しい。

 

そこで、今年は休眠枝接ぎにチャレンジしようと思います。

新規就農者の方でこの方法だとかなり接げたという方がいるので、

緑枝接ぎが全くできなかった私にもできるかもしれないと。

 

そのために、穂木を確保しておきます。

 

乾燥しないように濡らした新聞紙くるんで

 

ビニールで覆って保存しておきます。

うまくついてくれると良いなぁ。

 

 

 

 

 

神話と真実

  • 2020.01.27 Monday
  • 13:53

「肥料を与えることで収穫量が増える」

あるいは

「肥料を与えないとしっかり収穫できない」

何ていう神話のようなものが農業界には存在するように感じます。

私も、就農当初はそのように考えていました。

 

しかし、自然栽培について勉強したり、

自然栽培を実践する農家さんと意見交換するうちに、

あれ?と思うようになってきました。

そして、小祝政明氏の「有機栽培の肥料と堆肥」を紐解けば、

それは間違っているのではないかと思えます。

 

肥料で一番重要視する成分・窒素。

肥料設計でも窒素分をいくら投入するかを真っ先に考えます。

この窒素は植物の細胞や葉緑体を形成するのに必要な成分です。

しかし、上述の書籍によれば果実は窒素が含まれない

炭水化物によって形成されます。

 

ということは、緑の葉物などが収穫物なら肥料が収穫量に

及ぼす影響は大きいというのはわかります。

しかし、葉緑体をもつ葉や成長する新梢の伸びに限りがあり、

なおかつ、果実を収穫物とするブドウの場合、

必要とする窒素は収穫の大小に関係なく一定と言えます。

 

無駄に肥料を施すと、逆に窒素が過剰になり(窒素過多)

人体の体によくない硝酸態窒素を植物の体内や果実に

蓄積してしまうのではないかと考えられます。

そう考えると、ブドウは無施肥栽培をすべき作目ではないかと

思うと同時に、微生物による循環型の栽培は重要だと再認識できます。

物事の本質を勉強するというのは大事ですね。

 

今日は朝からしっかりと雨が降っています。

こんな日にせんとほしは

 

雨除けがある資材置き場で過ごしています。

 

 

 

 

 

コントロールが肝心

  • 2020.01.24 Friday
  • 21:16

来週後半ぐらいまで梅雨のような雨模様の予報でしたが、

今日は雨の中休みとなりました。

時折、青空をのぞかせる絶好の作業日和でした。

 

種ありブドウは、元気いっぱいにせず程よく弱らせることで、

子孫を残そうと美味しいブドウをたわわに実らせてくれます。

そのコントロールが上手くできないと養分が枝の成長に使われて

枝が伸び放題になってしまいます。

 

その場合、伸びまくった枝を

 

一度棚の下におろします。

樹の元気さをコントロールするために、

程よい枝を選び再整理しながら剪定します。

 

今年、美味しいブドウが実りそうな予感。

こんな感じで樹の様子に合わせて剪定していくのですが、

伸びまくった枝を棚の下におろすのが思いのほか時間がかかります。

結局は、美味しいブドウを実らせるのも、作業を効率よく行うのも、

上手に樹をコントロールする必要があるということです。

 

夕方、

 

綺麗なうろこ雲が見えました。

うろこ雲は雨を予兆する雲と言われるように

明日からお天気はまた下り坂です。

 

 

 

 

環境に優しい農業

  • 2020.01.21 Tuesday
  • 21:54

例年だとこの時期は連日、霜が降りるのですが、

今年はほぼ霜が降りていません。

今朝、久しぶりに霜が降りましたが、薄っすら程度。

霜が降りると手足が凍り付くように冷たいので、

作業はしやすくなるので良いのですが、異常さが心配です。

 

全国的に雪不足が連日報道されていますが、

世界に目を向けても各地で自然災害が多発しています。

やはり、私たち農家も環境に優しい農業を

実践していかないといけないと改めて感じます。

 

明日からしばらくは梅雨並みの雨模様になるそうですが、

 

今日は雲一つない爽快な青空が広がりました。

 

剪定を進めていると、思いもしないところで枝がバキッ!

「あ゛ーーー!!」と思わず叫んでしました。

なぜ?!とチェックしてみると

 

ヤツです。

ブドウスカシバが枝を食入していました。

ただ、ムシ糞を出しておらず侵入場所などがわかりません。

 

こんな食害は初めてです。

しかも、何か所かやられています。

今までは、それほど影響のない枝を食害されていたので

あまり気にしていませんでしたが、

今日は結構大事な側枝をやられたのでショックです。

 

殺虫剤を一切使用していないので、

こういう害虫とも上手に付き合っていかないといけません。

ムシの生態系を破壊しない、これも環境に優しい農業の一つです。

 

 

 

 

対話が大事な種あり

  • 2020.01.18 Saturday
  • 21:09

本来のブドウのほとんどには種が入っています。

当たり前のことですが。

種が入っているから甘く、美味しいブドウが実ります。

ただ、この種ありブドウを実らせるのは、なかなか難しいのです。

 

ブドウの樹が元気モリモリだと、樹は子孫を残す必要がないと判断して

自分が成長するのに養分を使うので、ブドウをほとんど実らせません。

逆に、樹が弱って枯れそうになると子孫を残すために

ブドウをたわわに実らせます。

しかし、弱らせて過ぎてしまうと本当に枯れてしまいます。

なので、ブドウを実らせるぐらい元気をなくさせつつ、

枯れないほどの元気さを保たせるという絶妙なコントロールが必要になります。

 

枝がこんなに太くなるようでは元気が良すぎるので、

ブドウはほとんど実りません。

 

こんな風に細っこい枝だと立派なブドウが実ってくれます。

 

下の写真のような枝ばかりが芽吹いてくれるように、

樹の状態を確認しながら枝を切る度合いを調整するのです。

ですから、ある程度機械的にバチバチ切る種なしブドウの剪定と違って、

種ありブドウの剪定は樹と対話しながら行う感じです。

 

 

 

 

 

 

種なしの剪定

  • 2020.01.15 Wednesday
  • 21:13

昨日は午後から雨が降り出しました。

夜には気温が下がり今シーズン初雪かと思いましたが、

そこまで気温が下がらなかったようで、初雪とはなりませんでした。

今シーズンは雪が降るのでしょうか。

例年にはない気候が続いているので、非常に気になるところです。

 

種なしブドウは、種をなくすために

化学農薬であるジベレリンに房の子供を浸します。

この処理は、ほぼ確実にブドウを実らせることができるので、

樹の元気さ(樹勢)を調整する必要がありません。

 

ですから、樹勢をコントロールするための剪定をする必要がなく、

効率性を重視した剪定方法を行うことができます。

 

昨年伸びた枝と同じように今年も新梢を伸ばせばよいので、

 

ある程度、機械的にバチバチと短く切っていきます。

スッキリしたので、今年も同じように新梢が伸びてくれることでしょう。

 

 

 

 

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