スポンサーサイト

  • 2022.09.21 Wednesday

一定期間更新がないため広告を表示しています

  • 0
    • -
    • -
    • -

    モヤモヤっとしていたもの

    • 2021.12.06 Monday
    • 19:48

    「100年先もつづく農業を」

    ふくじろうの種ありブドウをお取り扱いいただいている

    坂ノ途中様が大きなコンセプトとしているフレーズです。

    このことについて、代表の小野様がその考えを綴っておられました。

     

    100年先もつづく、農業を? | 坂ノ途中 (on-the-slope.com)

     

    ふくじろうは化学農薬を極力使用しないという方針です。

    経営の面から、やむを得ず化学農薬を使用したり

    種なしブドウのニーズに応えるためにジベレリンを使用してきましたが、

    ここ数年は何となくもやもやするものを胸に抱きながら営農を続けてきました。

     

    ですが、上述の小野様の生地を拝読してモヤが晴れた気がしています。

     

    病害虫だけでなくブドウ栽培に関係のない菌や虫を殺してしまうほど

    効果が高すぎる化学農薬。自然界の生態系を破壊している薬剤と感じています。

    また、ジベレリンも種なしにするだけでなくブドウを人工的に作り出す技術だと思っています。

    このような薬剤や技術を当たり前のように使える環境ってどうなんだろう。

    そんな疑問をずっと抱いてきました。

     

    小野様の記事を読んで、疑問が確信に変わった気がしています。

     

    100年先もつづく農業が世の主流となるように、

    ふくじろうができることを精一杯やっていこうと思います。

     

    話はガラッと変わりますが、先日、たくさんのシイタケをいただきました。

     

    腐らせてはもったいないので、天日干しで干しシイタケ作りにチャレンジです。

    実際にやってみると、なかなか大変ですね。

    あれだけカラッカラになるまで結構な時間がかかりそうです。

    だめにならないようにしっかり注意していきます。

     

     

     

    確実な無施肥栽培のために

    • 2019.12.27 Friday
    • 20:18

    12月前半はほとんど雨が降らずに

    乾燥した日々だったのですが、

    後半はぐずつくお天気が続いています。

    やはり、お天気もどこかでバランスを

    とっているのでしょうね。

     

    ふくじろうでは、化学農薬を使用せず無施肥で

    栽培することを目標に、栽培方法を研究・改善を行っています。

    肥料の効果などは何となく、ほんとに何となく

    程度だけ勉強してきました。

    ですから、実際のところ、肥料がどのように分解し

    植物の生育に使われているのか、土中微生物がどのように

    働いているのかはわからない状態でした。

     

    そこで、

     

    小祝さんの有機栽培に関する書籍で勉強することにしました。

    無施肥栽培の書籍ではないのですが、目次を見る限り、

    植物の生育や土中微生物の役割が掲載されています。

     

    これらを理解することができれば、

    より理論的に、より効率的に、無施肥栽培に必要なことを

    ピックアップでき、より美味しいブドウ作りが

    できるのではないかと考えています。

     

     

     

     

     

     

    持続可能な農業とは

    • 2019.12.24 Tuesday
    • 21:14

    今年は本当に暖冬そのままの天候です。

    今日も日差しがある時は暖かい1日でした。

    でも、風は冬らしい冷たい風が吹いているので、

    日がかげると急に寒くなります。

    体調管理が難しい時期です。

     

    昨日から剪定を始めました。

     

    来年も元気に芽吹いてくれるように、

    樹の様子を確認しながら切っていきます。

    いよいよ冬の作業が本格化です。

     

    今朝、あるニュース番組でイチゴ栽培に関する特集がありました。

    イチゴを交配させるためのミツバチが不足しているそうです。

    主な原因は今年の自然災害で養蜂していたミツバチが減少したとか。

    他にも、殺虫剤などの農薬がミツバチを殺してしまっていると。

     

    これは、農業を安定させるために散布している農薬が

    自分たちのクビを締めているということです。

    何かあれば、農薬を散布して対応するといった慣行農法を

    考え直さなければならないということではないでしょうか。

     

    さらに、年内のイチゴの交配のためのミツバチは大丈夫だが、

    来年のイチゴの交配では不足するというのです。

    ちょっと待って下さいよ。今、交配しているミツバチを

    大事に扱って生存させれば、不足することなんてないのでは?

     

    何故、今いるミツバチたちが来年には不足するのかは

    報道されませんでしたが、その原因を想像するのは容易いでしょう。

    結局のところ、命ある生き物を使い捨ての物のように扱う農法にも、

    このミツバチ不足の原因はあるということなのではないでしょうか。

     

    ふくじろうでは、数年前から殺虫剤を一切使用していません。

    生物の生態系を持続させた栽培を目指しているのです。

    しかし、農家の収入の安定のためには農薬の使用は

    やむを得ない部分はあると思います。

    ただ、目先の利益のためだけに農薬を

    乱用するのはやめるべきではないでしょうか。

    そして、これは農家だけでなく、農作物を食す皆様方にも

    考えていただきたい問題だと感じるのですが、

    皆様はどのようにお感じになるでしょうか。

     

     

     

     

    殺すだけが能じゃない

    • 2018.06.13 Wednesday
    • 21:21

    瀬戸ジャイアンツなどの生育が遅い品種を含めて、

    全ての種無しブドウの1回目のジベレリン処理が終わりました。

    生育に合わせて、順に、1回目のジベレリン処理を行っている間に、

    ブラックオリンピアなどの2回目のジベレリン処理を行う時期がやってきました。

     

    房もすっかり大きくなったので、大きめのカップでジベ処理中。

     

    1回目の主な目的が種抜きなのに対して、

    2回目は粒を大きくするのが目的です。

    種をなくすということは、人工的に単為結果を作ることです。

    前回の投稿にあるように、種の入っていない単為結果は

    粒があまり大きくなりません。

    なので、2回目のジベ処理が必要になってきます。

    まぁ、1回目のジベ処理でも粒を大きくする効果はあるので、

    必要に応じて、2回目のジベ処理を行います。

     

    アカガネサルハムシ。

    コヤツは新梢の先端などの柔らかい部分を食害する上に、

    1度食害すると、何度駆除しても、再三、同じところを食害してくるので、

    結構、いやな害虫でした。以前は。

    ところが、殺虫剤を止めてからは、そんなこともなくなり、

    それほど、嫌な害虫ではなくなっていました。

     

    そんなアカガネサルハムシを

     

    捕食している虫を発見!!

     

    実は、この虫も、最近、畑のあちこちで見かけるようになっていました。

    害虫のような感じもするが確実ではないので、

    あえて、駆除せずに野放しにしていたのですが、

    まさか、益虫だったとは。

     

    ただ、成虫は益虫でも、幼虫は害虫かもしれないので、

    まだ、安心はできませんが、それでも、畑の中で、

    このような食物連鎖が行われているのが嬉しい!!

    殺虫剤を使わないことで、こういた益虫も生息できるようになっているようです。

    まさに、ビオトープ栽培ですかね。

     

     

     

     

     

    猿の侵入のその後

    • 2017.09.15 Friday
    • 20:54

    いよいよ台風18号が本格的に

    こちらに向かってきそうな感じになってきました。

    週末には、昨年も出店させてもらった

    「ひろしまみなとマルシェ」に出店予定でしたが、

    残念ですがキャンセルです。

    明日はしっかりと台風対策に勤しみたいと思います。

     

    さて、7月末に猿に侵入を許したのですが、

    それからは1度も侵入されていません。

    やはり、あの時は侵入した猿をせんとほしが追い払ったのだと思います。

    もし、せんとほしがモンキードッグとして力を発揮できていないなら、

    猿は進入路を確保できているわけで、ブドウが正に食べ頃を迎えている今、

    食い荒らされても不思議ではないからです。

    また、ふくじろうの周辺で猿が出没した場合でも、

    ふくじろうを避けて裏山の上の方を移動していました。

     

    やはり、猿には犬が効果覿面。

    せんとほしはふくじろうの守り人ならぬ、守り犬です。

     

    そんなせんとほしも

     

    普段はのんびりと休んでいます。

     

     

     

     

     

    有核(種あり)ブドウの実止まり

    • 2017.06.11 Sunday
    • 19:38

    梅雨入りしたはずなのに、ほとんど雨が降りません。

    今日もたまに降る時がありましたが、

    しっかりと降ることはありませんでした。

    来週もお天気マークが続くようですし、

    空梅雨になるのだろうかと心配になります。

     

    そんなことはお構いなく、ブドウの樹は実を育ててくれています。

    有核(種あり)ブドウの樹も徐々に実を止めてきました。

     

    ブドウの樹は自分が元気で子孫を残す気がないと、

    花を咲かせても種を作らず実を落としてしまいます。

    これを花振いと言います。

    反対に、自分が弱ってきて子孫を残そうと思うと、

    実を作り、種を入れて実を太らせてくれます。

    これを実が止まると言います。

     

    ですから、有核ブドウを育てる場合、

    樹を弱らせて実を止めるように育てるのですが、

    弱らせすぎると、今度は美味しい実を大きく太らせてくれません。

    その先にいくと樹が枯れてしまったりするので、

    実が止まって、美味しい実を大きくしてくれる

    “丁度よい”元気さを狙って育てています。

     

    樹が自然に育てるブドウを作りたいので、

    試行錯誤を繰り返しながら作っています。

    この時期は実が止まってくれるかドキドキです。

     

    これに対して、無核(種なし)ブドウの場合は、

    ジベレリン処理を行うことで無理やり実を止め、

    無理やりブドウを大きくさせます。

    だから、先日のジベレリン処理の記事で書いた

    “確実に実を実らせたいという生産者の思惑”

    というのがここにあります。

    ふくじろうも、こういった思惑や世のニーズに応えるために、

    無核ブドウを作っているわけです。

     

    幻のブドウと言われているオリンピアですが、

     

    房を指ではじくと

     

    止まった実だけが残ります。

    今年も無事に実が止まってくれてる感じなのでホッとしました。

     

    畑に生き物が増えるのに合わせて

    息子の活動も活発化してきました。

     

    「しっぽが長いから、トカゲじゃなくカナヘビだよ」

    と息子が説明してくれると

     

    「しっぽに切れ目があるんだよ」

    と教えてくれる娘。

    爬虫類に抵抗なく触れる娘の方にビックリです(笑)

     

     

     

     

     

     

    副梢管理の必要性

    • 2017.06.07 Wednesday
    • 20:17

    “山口県を含む”九州北部地方が梅雨入りしました。

    今日は結構降りましたが、雨除けビニールがあるので、

    お天気に関係なく仕事ができます。

    しかし、気象関係に関しては山口県は中国地方ではなく、

    九州北部地方に含まれるんですね。

     

    今、頑張って伸びている新梢の先端を切って、

    新梢の成長に使っていた養分を花に向かわせます。

    これを摘芯というのですが、

    全ての養分が花に向かうわけではありません。

    新梢の脇から出てくる副梢へと余った養分は向かいます。

    そのため、次は

     

    副梢がグングン伸びようとします。

    そこで、次はこの副梢も

     

    切っていきます。(副梢管理)

    無駄な養分を使わせないということもありますが、

    副梢が伸びすぎると、一番仕事をする本葉(一番最初に出来た大きな葉)

    に光が当たらなくなって光合成能力が落ちるのを防ぐためでもあります。

     

    また、害虫などのムシは、葉が混みあった場所を好んで生息しています。

    まぁ、外敵から身を隠すために当然のことです。

    だから、副梢管理をしっかりと行うことで害虫が住み難い環境を作り、

    殺虫剤を使わなくても良いようにしています。

     

     

     

     

     

     

     

    害虫に対して

    • 2017.05.19 Friday
    • 19:04

    畑を一回りして誘引がひと段落したと思ったら、

    最初に行ったブラックオリンピアの新梢がグングン伸びてます。。。

    花穂整形もあるのに、、、と思っていたら

    補佐の手際よい仕事のおかげで、

    今できる品種の花穂整形は終了していました。

    さすが!!

     

    まだの品種は花穂が小さくて花穂整形ができないのです。

    これで、心おきなく誘引をできます。

     

    子供たちとケーキを作ったり、小学校の遠足の引率をしてみたりと

    「子供ネタが多いね。」

    と言われたこともある里山就農記。

    真面目にブドウ栽培してるか?って感じなので、

    どういうことを考えながらブドウを作っているのかも

    少しは紹介していこうかと思います。

     

    まずは害虫について。

    ブドウにとって一番の天敵は、

    樹を枯らしてしまうコウモリガとスカシバ系。

    3年大事に樹を育て、翌年から本格的に

    ブドウを収穫できると思ったら、こいつ等の被害にあい

    枯れてしまったこともあります。

     

    なので、昨年まではスカシバ系に効果のある殺虫剤を

    1度だけ散布していました。

    ところが、この殺虫剤を散布した数日後にスカシバ被害にあいました。

    殺虫剤意味ないやん!

     

    結局のところ、直接、駆除するにが確実なのです。

    昨年はベリーローザが被害にあったときも、

    剪定鋏などで樹をえぐって幼虫を直接刺殺しました。

    枯れてしまうか心配になるぐらいの荒療治でしたが、

     

    すっかり自己治癒し

     

    元気な新梢がグングン伸びています。

     

    ってことで、今年は殺虫剤を一切使わずに

    ブドウを作ってみようと思っています。

    そのために一番重要なのは、初歩的なことですが見回りです。

    200本弱ある全ての樹を毎日チェックして、

    早期発見、早期対処に勤め、樹を守っています。

     

     

     

     

     

     

    PR

    calendar

    S M T W T F S
         12
    3456789
    10111213141516
    17181920212223
    24252627282930
    31      
    << March 2024 >>

    selected entries

    categories

    archives

    recent comment

    recommend

    links

    profile

    search this site.

    others

    mobile

    qrcode

    powered

    無料ブログ作成サービス JUGEM