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- 2022.09.21 Wednesday
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畑の奥で収穫作業をしていたら、畑の横に止まってこちらを見る車が。
誰や?と思い近づいてみると、私と同じく葡萄で新規就農を目指す研修生のしのださんでした。須金と同じ周南市在住なので遊びに来て下さいました。
しのださんご夫妻です。
最初は周南市での就農を希望されていましたが、農地の関係と、
研修でお世話になった指導農家さんを慕って、今は萩での就農をめざしておられます。
同じ周南市で、同じ葡萄での新規就職農者がいたら心強いなと思っていましたが、
私も組合長に指導してもらえて良かったと思うのですが、
尊敬できる方を師匠にもてるのがどんなに幸せかと感じます。
お互い葡萄農家で大成功したいですね。
また、ダラダラと文章が長いとビンゴに指摘されそうですが、もう少しお付き合いください。
さて、シーズンも後半になると来園されるお客さまの需要に、
葡萄の色づきが追いつかなくなってきます。
なので、収穫する時は美味しさに影響がなくお客さまの要望を満足できる範囲で
少し赤みがかっている房も収穫するのですが、このさじ加減が難しい。
でも、普段は組合長と一緒に収穫するので、私は確実な房だけ収穫し、
微妙な房は組合長に任せています。
農園内をまわって、収穫できる房がいよいよなくなったなというところまできました。
そんな時、お客さまからピオーネをはじめ、何種類かの葡萄が欲しいと依頼がありました。
ピオーネは味は問題ないが色が黒いのはないよと説明したのですが、
それでも欲しいということなので、私がもぎに行くことになりました。
組合長ではなく私がもぎに行くことに不安そうなお客さまに
「鍛えてあるから大丈夫ですよ」と組合長がおっしゃいました。
信頼してもらえているという嬉しさと、
下手な房はもげないというプレッシャーを感じつつ畑にでました。
収穫した房の袋を畑で開けて確認したら、赤すぎる気がしましたが、
お客さまを待たせるわけにもいかないので、お客さまに確認してもらいました。
「いい房じゃないですか。いただきましょう。」
と満足してもらえて嬉しくもあり、自信になりました。
残りのシーズンもしっかり頑張ろうとおもいます。
ここ須金は霧の里といえるぐらい日常的に霧が発生しています。
今日も農園に行くと、奥の山々が霧に包まれていました。
もののけ姫のシシガミの森のようなうっそうとした山々で、
本当にシシガミ様がいそうな感じもします。
また、昨日は山口県内で私と同じように新規就農を目指す人が月に1回集まる
第5回集合研修がありました。半年間の研修レポート発表会でしたが、
人それぞれ色々なきっかけで就農を決めたようです。
道の駅で食べた果物のソフトクリームが衝撃的に美味しかったとか、
りんご狩りに行って食べたりんごがとても美味しかったとか。
同じように、私の農園の葡萄を食べて就農を決めたなんて言ってもらえるようになれたら、
どんなに嬉しいだろう。ここんところ、何かと精神的にしんどかったけど、
同じ境遇の人たちの話を聞くと勇気と気力をわけてもらえました。
最後に、里山就農とは関係ないですが、阪神タイガースの金本選手が引退を決意されたようです。
肩を怪我してからは成績もあがらず、若手に早く出場機会を与えてやればいいのにと
思ったりしましたが、それでも、ダメ虎を2003年、2005年と2度リーグ優勝に導いた
立役者がユニフォームを脱ぐとなるとやはり寂しいものですね。
21年間、本当にお疲れ様でした。今後は多方面でご活躍されることを期待したいと思います。