今日の日中は暖かくなるはずでしたが、
まだまだ風が冷たかったせいで体感温度はいつもと同じ寒さでした。
おまけに、放射冷却のため朝の冷え込みは激しく霜が降りていたので、
その中での作業は氷を持ちながらの作業のような冷たさ。
その霜が
ほしにも降りてました。
大丈夫か?って感じですが、本人はいたって元気。
冬の毛って相当暖かいんでしょうね。
っていうか、屋根の下で休めば良いのに。
ふくじろうでは、
ブラックオリンピアや安芸クイーンは
有核(種がある)ブドウの栽培もしています。
これらの有核ブドウを栽培するために、
X型長梢剪定という仕立て方で作っています。
この仕立て方の中で「追い出し枝」というものがあります。
追い出し枝とは、最終的には切り落とすが、
すぐに切ると空間ができてしまうので数年間は残す枝のことです。
ただ、普通に生育させると枝が太くなり、
その太い枝を切り落とす時に樹に負担がかかってしまいます。
そこで、
このように枝の基部を紐で縛って太くならないようにします。
この追い出し枝、剪定作業中に枝の重さで
基部から折れてしまった。。。
まだ今年も使う予定だったのに。。。
折れた基部をチェックすると
面積比で通常の太さの1/4程度の太さに抑えられていました。
これでは簡単に折れるわけです。
逆にいうと、切り口がこれだけ小さくて済むというのは、
剪定時の樹への負担が少なくなるのも納得です。
今後は、こういうことがないように基部を固定しつつ
作業を進めた方が良いのだと勉強になりました。
それよりも、
これだけの枝をごっそり切ってしまうと剪定量が多くなり過ぎて、
来年はうまく実が止まらないかもしれないと頭を抱えました。
でも、最終的に剪定した枝を確認すると、当初予定していた剪定量と
あまり変わらない程度の剪定量で納めることができた感じがします。
後は、私の剪定センスさえ間違っていなければ、
来年も美味しいブドウを収穫できるだろうと期待しています。