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- 2022.09.21 Wednesday
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やっと梅雨らしいお天気が続いています。
が、今週末から晴れが続くようで、
梅雨明けしそうな週間予報です。
ひょっとして空梅雨になるのではないでしょうか。
樹が大きくなってきたシャインマスカットとゴールドフィンガー。
今年はしっかりとした房になってくれそうな気配がします。
今のシャインマスカット。
去年の1.5倍ぐらいの大きさになってる感じです。
こちらは今のゴールドフィンガー。
去年の2倍ぐらいの大きさになってる気がします。
去年は思わず「ちっちゃ!」
と言ってしまうぐらい小ぶりでしたが、
今年はどれぐらい大きくなってくれるか楽しみです。
さて、今日で大部分の摘粒(粒間引き)が終了しました。
残すは、まだ樹が小さい瀬戸ジャイアンツのみ。
ようやく今年もここまできたかと言う感じです。
天気が良くなったら一気に袋をかけてしまいたいですね。
6.21の投稿で記載したように、
有核(種あり)ブドウは、種が入るのがとても大事です。
種が入らないと単為結果と言って粒が大きくなりません。
2回目の摘房(房数を減らす作業)をしていますが、
粒がだいぶ大きくなってきたので、
種の有り無しがはっきりわかるようになってきました。
まん丸の小さい粒が単為結果でこれ以上大きくなりません。
反対に、楕円形っぽい大きな粒に種が入っていて
もっと大きく育ってくれますが、房に数粒しかないので
こういった房を落としていきます。
種が入った粒がそろった房。
全部の粒が大きく成長していくので、
立派な房になってくれそうで楽しみです。
梅雨はまだですか〜
と言いたくなるほど、良い天気が続きます。
結局のところ、火曜の夜から水曜の朝にかけて降っただけ。
来週はずっと雨マークの予報。
梅雨を想定した水管理をしているのですが、
本当に降ってくれるか心配です。
その一方で、雨が降らなかったおかげで
袋かけがはかどりました。
猿は袋がかかると畑に侵入し、ブドウが美味しくなったか
味見のために、食い荒らされたという話を聞いたことがあります。
丹精込めて作ったブドウをやられては元も子もないので、
電気柵の整備も行いまいした。
昨年までは
こんな感じに、電気柵付近まで葡萄棚があって、
草刈などの管理に手間がかかりすぎていました。
そのため、漏電箇所の特定に時間を要し、
電気柵稼働まで半日近く時間を要していました。
しかし、ようやく
葡萄棚をすべての電気柵から離して作業用通路が通りました。
そのおかげで、漏電箇所のチェックがスムーズに進み、
30分程度で稼働させることができました。
これから雑草が旺盛になる時期の管理も簡単にできそうです。
そうそう、この時期になると、ラフティングボートで川を
遊覧しながらホタル観賞を楽しむイベントがあります。
そのイベントが今夜からあるのですが、
雨が降らなかったおかげで、事前の試験運行に乗船させてもらえました。
ホタルばかりは写真では全くお伝えできないのが残念なんですが、
まるで星空のように飛び交うホタルの下をボートで進むのは、
陸上から見るのとは一味違う、何とも幻想的な光景でした。
手を伸ばせば簡単に捕まえられるほど。
家に持ち帰り、ひとしきり観察したあとは、
残りの時間を有意義に過ごしてもらうために、
駐車場横の竹やぶへ帰ってもらいました。
畑に向かう途中に、鳶が2羽のカラスと
空中戦を繰り広げていました。
カラスが鳶を攻撃していたので、
2羽いるからさすがに強気だなと思って見ていたら、
最後には返り討ちにあって追い払われていました。
さすが鳶。底力が違いますね。
カラスを撃退する鳶がふくじろうに住み着いてくれないですかねぇ。
無事に、実が止まってくれた有核(種あり)ブドウですが、
まずは1回目の摘房(房間引き)を行いました。
前回の投稿でも記載したように、
本質的には、ブドウは種が入らないと粒が大きくなりません。
種が入らなかった粒を単為結果といって、粒が全然大きくなりません。
ですから、粒に種が入っているかどうかを見極め、
種が入った粒がたくさん付いている房を残します。
摘房前。
摘房後。
ちょっとわかり難いですが、
今回の摘房で、まずは半分ぐらいに減らします。
本格的な梅雨空が続くかと思っていましたが、
今日は昼前から天気が回復し明日もお天気な予報なので、
摘粒(粒間引き)が終わったブラックオリンピアから
袋かけを行いました。
天気が悪い日に袋かけを行うと湿気を袋の中に閉じ込めてしまい、
病原菌やカビ菌が袋の中で増殖しそうなので、
今日のように天気の良い日を狙って袋かけを行います。
これも化学農薬低減対策の一つです。
先日、夜にテレビを見ていると、
リビングの窓にホタルが止まって光っていました。
そろそろホタルが見ごろを迎えたようなので、
ちょっと見に行ってきました。
こっちに移住してきて以来、一番乱舞していました。
ここんところ雨が降らなかったので、
川が増水せず流されなかったからではないでしょうか。
明日から本格的に雨が降る予報だったので、
この乱舞も見納めかもしれないと思い、
風呂上りに、今日も見に行ってきました。
「ホタルを見に山奥に遊びに来たみたいだね」
と補佐が言うと
「ここは山奥ですよ」
と娘。なかなか適格なツッコミです。
さて、ブドウもグングン大きくなってきました。
今日も2回目のジベレリン処理。
本来のブドウは、粒を鳥や獣に食べてもらって種を拡散させるため、
種が粒に入ると、その粒を美味しくて大きい粒に育てます。
しかし、1回目のジベレリン処理で種を抜くので、
このままでは粒はそれほど大きくなりません。
厳密には、1回目のジベレリン処理でも粒を大きくする効果もありますが、
さらに粒を大きくするために2回目のジベレリン処理を行います。
私が農薬を使った作業を担当している一方で、
補佐はせっせと摘粒(粒間引き)を進めています。
今は安芸クイーンを
こんな感じに間引いています。
摘流が終わったブラックオリンピアは
今はこんな感じ。
ブドウらしくなってきましたよ。
有核(種あり)ブドウの実が止まると、
止まらなかった粒は枯れたり、
成長が止まったまま残ります。
今のままでおいておくと、
これから摘房(房数を減らす作業)の判断がしずらくなったり、
枯れたものが原因で粒に汚れが残ったりしてしまいます。
それを防ぐために、今日は水洗いしました。
水を使う作業なので濡れないようにカッパを着たのですが、
暑くてかいた汗でびしょ濡れになってしまいました。
これ、カッパを着る意味ある?と思いながら毎年やってます。
雨や曇の日の方が暑くなくて作業しやすい感じがしますが、
暑いのを承知で、今日のように天気が良い日を狙って水洗いしています。
ブドウの病気は、その大半が糸状菌、
いわゆるカビによるものなので湿気で増殖します。
なので、水洗いして濡らしたままにおいておくと、
余計な病気が広がる可能性が高くなるので、
すぐに乾いてくれるように天気の良い日を選んで作業しています。
実際、どんな感じかというと、
極端に小さい粒や、粒に茶色い汚れがたくさん付いています。
水洗いすると、
こんな感じにスッキリ。
これで、摘房の時に大きくなりそうな房を
適切に選ぶことができます。
5月の暑さはどこへいったのかと思うぐらい、
天気の割に気温が落ち着いている感じがします。
おかげで仕事がしやすいです。
ブラックオリンピアの実が少しずつ大きくなってきました。
昨年の勉強会で、摘粒(粒間引き)は作業ができるなら
2回目のジベレリン処理の前でも行った方が良いという話だったので、
試しに、今年はもう始めてみました。
摘粒前。
摘粒後。
私には、まだまだ粒が小さくて間引くのは無理ですが、
サクサクと仕事をこなしてくれる補佐。
今年は順調すぎるぐらい作業が進んでいます。
あとは、ブドウが美味しく育ってくれるかですかね。
梅雨入りしたはずなのに、ほとんど雨が降りません。
今日もたまに降る時がありましたが、
しっかりと降ることはありませんでした。
来週もお天気マークが続くようですし、
空梅雨になるのだろうかと心配になります。
そんなことはお構いなく、ブドウの樹は実を育ててくれています。
有核(種あり)ブドウの樹も徐々に実を止めてきました。
ブドウの樹は自分が元気で子孫を残す気がないと、
花を咲かせても種を作らず実を落としてしまいます。
これを花振いと言います。
反対に、自分が弱ってきて子孫を残そうと思うと、
実を作り、種を入れて実を太らせてくれます。
これを実が止まると言います。
ですから、有核ブドウを育てる場合、
樹を弱らせて実を止めるように育てるのですが、
弱らせすぎると、今度は美味しい実を大きく太らせてくれません。
その先にいくと樹が枯れてしまったりするので、
実が止まって、美味しい実を大きくしてくれる
“丁度よい”元気さを狙って育てています。
樹が自然に育てるブドウを作りたいので、
試行錯誤を繰り返しながら作っています。
この時期は実が止まってくれるかドキドキです。
これに対して、無核(種なし)ブドウの場合は、
ジベレリン処理を行うことで無理やり実を止め、
無理やりブドウを大きくさせます。
だから、先日のジベレリン処理の記事で書いた
“確実に実を実らせたいという生産者の思惑”
というのがここにあります。
ふくじろうも、こういった思惑や世のニーズに応えるために、
無核ブドウを作っているわけです。
幻のブドウと言われているオリンピアですが、
房を指ではじくと
止まった実だけが残ります。
今年も無事に実が止まってくれてる感じなのでホッとしました。
畑に生き物が増えるのに合わせて
息子の活動も活発化してきました。
「しっぽが長いから、トカゲじゃなくカナヘビだよ」
と息子が説明してくれると
「しっぽに切れ目があるんだよ」
と教えてくれる娘。
爬虫類に抵抗なく触れる娘の方にビックリです(笑)
誘引、摘芯などを行っている間に、
1回目のジベレリン処理をした花が
実になってきました。
ブラックオリンピア。
この冬の勉強会で摘粒(粒間引き)は早々に行ってもよいと
いう話を聞いたので、もう少し大きくなったら
2回目のジベレリン処理を待たずに摘粒開始しようと思います。
とは言え、まだ誘引、摘芯が終わっていないので、
摘粒は主に補佐にお願いする予定です。
と言いつつ本音のところは、
私は摘粒が苦手だからあまりやりたくないのです。
そうそう、先日の夜、我が家のドアに
モリアオガエルがへばり付いていました。
畑で発見したモリアオガエルが見れずに
悔しがっていた息子は大喜びでした。
“山口県を含む”九州北部地方が梅雨入りしました。
今日は結構降りましたが、雨除けビニールがあるので、
お天気に関係なく仕事ができます。
しかし、気象関係に関しては山口県は中国地方ではなく、
九州北部地方に含まれるんですね。
今、頑張って伸びている新梢の先端を切って、
新梢の成長に使っていた養分を花に向かわせます。
これを摘芯というのですが、
全ての養分が花に向かうわけではありません。
新梢の脇から出てくる副梢へと余った養分は向かいます。
そのため、次は
副梢がグングン伸びようとします。
そこで、次はこの副梢も
切っていきます。(副梢管理)
無駄な養分を使わせないということもありますが、
副梢が伸びすぎると、一番仕事をする本葉(一番最初に出来た大きな葉)
に光が当たらなくなって光合成能力が落ちるのを防ぐためでもあります。
また、害虫などのムシは、葉が混みあった場所を好んで生息しています。
まぁ、外敵から身を隠すために当然のことです。
だから、副梢管理をしっかりと行うことで害虫が住み難い環境を作り、
殺虫剤を使わなくても良いようにしています。