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- 2022.09.21 Wednesday
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ハウスの解体作業も順調に進んでいます。
天井の大枠を残して
順次撤去していきます。
目に見えて部材がなくなっていくのは気持ちが良いものです。
日課となる見回りを行っていると
カマキリが獲物が来るのを待ち構えていました。
すっかり寒くなって虫もあまり見かけなくなってきていますが、
自然界の食物連鎖はどんな時・場所でも生じているものだと実感できます。
目に見えにくいダニなどを殺虫剤で殺してしまうと
その連鎖が切断されて歪が生じて害虫の大発生に
つながってしまうのではと考えたりします。
自然との共存がいかに大事か改めて考えます。
古いハウスの解体を行う前に、
解体の邪魔になる棚線の撤去を行ってきました。
ようやく棚線の撤去が終わったので、
今日からハウス本体の解体作業に入りました。
今までハウスを建てたり解体したことはないのですが、
この手の構造物は上から順に解体すればよい感じなので、
外せる部分から順に外していきます。
脚立を使っての作業なので安全にはしっかり留意して行っていきます。
ただ、場所によってはサビまくっててネジが部材と一体化してしまっています。
どうにか知恵を絞る・・・力まかせに解体していきたいと思います。
先日、興味深いものを見つけました。
先週放送された「クローズアップ現代」なのですが、
私は見逃したので過去の放送を紹介するサイトで確認しました。
日本で使用可能な農薬が諸外国で使用禁止になっている農薬が多く、
農産物を輸出することができなくなってきているようです。
農水省が公表しているブドウの農薬基準の比較表です。
赤で塗られているのが、日本では使用が認められているけど
諸外国で使用禁止になっている農薬です。
このような農薬がなんと多いことか。
現状では中国も日本より基準が厳しいことにびっくりです。
これに対して、農水省は諸外国に規制緩和を働きかけようとしているようですが、
いやいや違うでしょ!諸外国に倣って日本も基準を厳しくすべきでしょ!と言いたい。
また、有機農産物の市場が大きいEUに対しての輸出量が日本は中国のわずか1/150だけ。
これって、日本の農産物の安全性に対する世界の評価がガタ落ちってことではないだろうか。
この状況を農家がしっかりと受け止めないと大変なことになるのではないだろうか。
朝晩がすっかり寒くなりました。
日中の日差しは暖かいですが、冷たい風が吹いています。
山奥だと日が沈むのが早く夕焼けを見ることはほとんどなく、
最近では16時ころには日が西の山に沈んでいきます。
沈みゆく太陽が意外にきれいなのですが、
葉が黄色くなったブドウ畑で棚の作業をしていると
秋の深まりを感じるのは、ブドウ農家ならではでしょうか。
先日、駆除したイノシシを1頭いただきました。
一昨年、初めてイノシシの解体を最初から最後まで全て行ったので、
今回は駆除直後のイノシシをいただき解体を行いました。
いただいた時は息子が運動会の振替休日中だったので、
ちょうど良い機会だと思い息子と一緒に解体することにしました。
部分的には何度かイノシシをさばくところを見せてきたのですが、
解体のすべてを経験させるのは初めて。
立派なオスで鋭い牙を持っていました。
息子が大事そうに牙を切り取って持ち帰っていたので話を聞くと、
人が死んだらお骨を取っておくように牙を残しておくらしい。
生命に対する思いが強い息子なので、
動物からお肉をいただくということを改めて感じてくれたと思います。
肉をいただいた残りの皮や骨などは最後に畑に埋葬しお祈りしました。
良い食育になったと思います。
順調に古びたハウスの解体作業は進んでいますが、
それ以上に、この時期に大事な作業があります。
病原菌や害虫が粗皮の裏に潜り込んで越冬するので、
それを防ぐために粗皮をはぎます。
また、農繁期にはコウモリガやスカシバなどが幹や枝に食入して被害をもたらします。
その際に虫糞を出して食入していくので、この虫糞を見つけることで被害を発見できます。、
しかし、粗皮が残っていると虫糞の発生が分かりにくくなるので、
被害の発見が遅れて樹の自己治癒力を最大限に発揮させることができません。
越冬する病害虫を抑制するだけでなく、こういった面から考えても
粗皮をしっかりはいでおくことが殺虫剤を使用しないためには
非常に大事な作業となります。
収穫がすべて終わり今年の農繁期も終了です。
コンテナを清掃し、出荷資材等の後片付け。
これでひと段落・・・ゆっくりしたいところですが、
これから冬の仕事が始まります。
来年の収穫に向けての作業が本格的に始まるのはもう少し先ですが、
それまでにやらないといけない仕事があるのです。
その一つが古びたハウスの解体。
早く解体したいと思いつつも、なかなか手を出せずにいました。
ハウス内でうっそうと茂っていた竹藪を伐採し、
お化け屋敷のようになっていた廃ビニールを撤去したりして
ようやく解体できる状態にもってくることができました。
まずは、解体の邪魔になる棚線(針金)を撤去。
こういう作業をしていると、廃園になっていた圃場を
再開拓した当初を思い出します。
本日、今シーズン最後の出荷をしました。
出荷先は「Cascina紫福椿」さん。
来年から果実酒の製造開始予定ですが、
それに先立ち製造する試作ワインの原料にふくじろうの
ぶどうを使っていただけるとのことで出荷させていただきました。
代表の方とお会いするたびに、ぶどうだけではなく
様々なことへの思いを考える良い機会を与えてくれます。
「豊かさとは何だろう」
先日、思いを巡らせた言葉。
収穫シーズン中はぶどうを上手に販売し稼ぐことばかり考えてしまいます。
それは非常に大事なことですが、でもそれと等しく、
買っていただいた方々が豊かな気持ちになれるぶどうを作ることも、
私自身の豊かさに繋がるような気がしています。
収穫が終われば、来年に向けての準備が始まります。
まずは、今年の反省点を整理しないといけません。
ぶどうがなくなった圃場。
畑は穏やかな休息を迎えています。
台風14号の影響が心配でしたが、
特にお天気が荒れることもなく過ぎていきました。
今日はどんよりとした曇り空。
時折、小さな小雨がパラつくお天気でしたが、
圃場内外の草刈り作業や
ハウスのゴミ撤去にいそしんでいます。
普段は、乗用草刈機でしか訪れることがない古いハウスですが、
こうやって作業をしに訪れると意外に広いことに気づかされます。
ここに何を植えようかなぁと考えがちですが、
現状ではここ以外の作業で手一杯。
もっと作業の効率化を図って時間的余裕を作ってからゆっくり考えようと思います。
あるとすれば、ワイン用のブドウでしょうか。
10年ぐらい廃園になっていたブドウ畑を
一から開墾しなおし始めたふくじろう。
いまだに使われることなく残っている古いハウスがあります。
昨年はお化け屋敷のようになっていた破れかぶれのビニールを撤去したので、
今年からは少しずつ解体しようと思っています。
その前に、以前の園主が使用していた資材の撤去が必要です。
特に、このビニール製のヒモ。
マイクロプラスチックが問題視されている昨今、
こんなものを畑に落としてしまうと分解されることがないので、
永久にゴミが土に残ってしまいます。
なので、これらをすべて撤去してから解体作業を始めようと思います。
収穫も終盤を迎え、見回りを入念に行う時間を
作れるようになってきました。
殺虫剤を使用しないために害虫は自ら発見駆除しないといけません。
しかし、収穫シーズンは念入りな見回りができないために、
枝や幹に食入し最悪の場合には樹を枯らすスカシバ系を
確実に駆除することができない場合は多々あります。
そのため、この時期の入念な見回りは収穫シーズンに見落としていた
害虫を発見・駆除するためには非常に大事な見回りとなります。
今日も
枝を食害したスカシバを発見。
しっかり駆除しました。
上手くいけば、来年以降に少しずつ傷口を回復してくれるかもしれません。